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Cansell ホテルの宿泊枠を出品できる二次流通マーケット

サービス
Cansell公式HPより

出張の予定でホテルの予約を取ったのにキャンセルになっちゃった!

でもホテルの予約を取り消すにはキャンセル料がかかるし……

そんなお悩みを解消するサービス、Cansellの紹介です。

キャンセルしたい宿泊予約の売買サービス Cansell [キャンセル]
ホテル・旅館のキャンセル料を払う前にホテル・旅館を売ってみよう!ホテル・旅館の最安値検索や、人気ホテルのキャンセル待ちもできます。キャンセルしたいホテル・旅館予約の売買ならCansellで。

サービス概要について

Cansellは、予約を売りたい人と予約を買いたい人をつなげるサービス。

ホテルの予約って、特に直前になればなるほどキャンセル料を取られる仕組みになっていますよね。

じゃらん公式HP(https://help.jalan.net/jln/s/article/000004446)より

ホテル側の事情を考えると仕方ない面もあるのはわかるのですが、泊まらないのにキャンセル料を支払うのもちょっと納得いかない感じありますよね。

「だったら、その予約枠自体を他の人に売ってあげればいいじゃん!」というコンセプトです。

図解してみる

図解してみるとこんな感じ。

基本的にはマッチングプラットフォームなので、当ブログでも何度か出てきているモデルとよく似ていますね。

諦めるしかなかった「宿泊キャンセル」に「出品」の選択肢を

「出張の予定が入ってホテルの予約を取ったのに、出張が変更になってしまった」

「早割でホテルを予約していたけれど、直前になって都合が悪くなってしまった」

など、ホテルの予約をキャンセルしなければならないケースは色々あります。

基本的には1週間前くらいからキャンセル料が発生するので、泣く泣くお金を支払ってキャンセル……

するしかなかったのですが、そこに「出品」の選択肢を与えるのがCansellです。

ネーミングが絶妙に良くて大好き!!「”Cansell” means can sell cancell.」

ホテルの宿泊枠を持っている売り手の「予約の値段をより安くてもいいから、キャンセル料を払うより損を少なくしたい」という需要と、買い手の「少しでも安くホテルに泊まりたい」という欲求を上手くマッチングさせるサービス。

ホテルとしても、宿泊枠を無駄にせずに済むので、みんなが幸せになれます。

予約の名義変更をCansell社が代行

ただ、予約枠を他の人に移しても、それだけでは買い手はホテルに泊まれません。

あくまで予約の名義は売り手のままなので、それを買い手の名義に変更する必要があります。

この連絡・変更手続きをCansellがやってくれる。

そのため、買い手は普通の予約サイトでホテルを予約するときと同じように、ホテルに宿泊することができるんですね。

早割予約を有効活用できる

ホテルによっては、「60日前割」や「120日前割」という早割制度を採用しているところもあります。

でも、120日後の予定なんて、どうなるかわからないですよね。

いくら安くなるとは言っても、予定がわからないのに予約できないな……という。

基本的に早割って誰かの記念日をお祝いするためとか、毎年決まっている旅行のためとか、「必ず予定が空いている」場合に利用するものですよね。

なんとなく予定空いてそうだけどどうなるかわからないな…というときには使いにくいんです。

でも、Cansellがあれば、「仮に予定が入っちゃってもCansellで売れるから予約しちゃおう!」という新しい選択ができるようになる。

早割ってホテル側からすれば宿泊枠を早い段階で確定できてありがたいし、宿泊者側からしても同じサービスを安く受けられるんで積極的に活用したほうがいい制度なんですよ。

Cansellはここに新しい動力をつけるサービスにもなっているんですね。(コレ重要)

法律面から整理してみる

では、気になった点について法律面から見ていきたいと思います。

収納代行フローはいつものとおりですので、それ以外の部分について見ていきましょう。

収納代行スキームの詳細については以前ご紹介した以下の記事をご覧ください。

宿泊枠の出品価格制限

まずは、宿泊枠を出品する場合の上限価格規制です。

ここが無規制だと転売にも使えてしまうので、購入者の購入額以上にならないよう規約に明記されています。

転売というとチケットが一番身近でしょうか。

チケットの転売は「チケット不正転売禁止法」で規制されており違法です。

が、他のモノの転売は基本的に違法というわけではありません。

また、各ホテルの約款でも、名義変更を禁止しているところはあまりないですから、ホテルの宿泊枠を転売すること自体は違法ではないんですね。

しかしながら、Cansellを使った転売が横行すると正規価格で泊まれなくなったり名義変更の対応をホテル側がしてくれなくなったりというリスクが予想されるので、規約で明記しておくのがベターということになります。

出品できる宿泊枠は事前決済が原則

宿泊枠の出品は、事前決済=売り手が支払い済または支払う形態のものが原則となるように規定されています。

現地決済型だとフローが複雑になるからですね。

一応、Cansellの審査を通過すれば現地決済のものを出品することも可能で、その場合はCansellが宿泊者に代わって代金を支払う形のようです。

名義変更フローの明記

先ほど紹介したとおり、宿泊枠を買い手が利用するには名義変更が必要です。

ここをCansell社が売り手に代わって行うことになるので、ユーザーが名義変更の事務をCansell社に依頼することに同意すべき旨が規約で定められています(準委任契約・民法656条)

また、名義変更処理の途中でユーザーに規約違反が見つかった場合にはCansell社がユーザーに代わって契約解除できるとも規定しています。

リスクに備えてCansell社としてはユーザー間の取引解除についてイニシアティブを握っておきたいのですが、これを普通にやると双方代理(民法108条)になってしまうので、あらかじめ承諾を得る趣旨ですね。

今後のサービス展開について

さてさて、このCansellですが、これからどういう展開を見せていくのでしょうか。

買い手を集めるはそこまで難しくない

買い手にとってのCansellの強みはなんと言っても「価格の安さ」です。

買い手はCansellの安さを知る機会さえあればいくらでも獲得できます。

具体的には、旅行予約サイトの比較サイトに掲載するのが一番効果的だと考えています。

現在はCansellに掲載されている各プランのページを開くと主要旅行予約サイトの値段と比較できるようになっていますが、これはあくまでCansellに訪れているユーザー向けの機能。

旅行に行きたいと思ってプランを探しているユーザーを捕まえるなら旅行比較サイトに掲載してもらうのが一番手っ取り早いというだけの話です。

売り手=プランの充実をどうするか

問題は売り手の充実です。

マッチングプラットフォームには必ずつきまとう問題ですね。

現実的なのは、ホテル公式HPからのキャンセルの場合に、途中でCansellへの導線をひいてもらうことですかね。

キャンセルするときに「え、キャンセル料抑えられるの?!」という訴求をする狙いです。

予約者が普通に旅行予約サイトや公式HPで予約を取っているだけでは「宿泊枠を売ることができる」ということに気づかずキャンセル料支払って終わりなので、どこかでCansellの存在に気づいてもらわなければなりませんので。

ちなみに、ここでは高級ホテル・旅館から攻めていくのがいいでしょうね。

一般的なビジネスホテルは予約キャンセルされてもすぐにその枠が埋まる期待値が高いですし、稼働数が1つ減ったところで大した損失になりませんし。

それに、宿泊直前のキャンセルであればそのままキャンセル料をもらったほうが稼働させるより利益出るので、直前キャンセルが多そうなビジホはあんまフィットしなさそう……という予想です。

旅行予約サイトがCansellを載せるメリットはあるんでしょうかね。ホテルと旅行予約サイトがどういう契約関係なのか詳細がわからないので推測しかできないのですが、例えば、「キャンセルが出た場合には成功報酬が旅行予約サイト側に支払われない」とかなら機会はありそうです。

(でも、掲載料はサブスクリプションで成功報酬は予約成立のタイミングな気がします。詳しい人教えて……。)

プロモーションを頑張るならクリスマス前!!

このサービスっていつが一番使われるのかな、と考えたときに、思い当たるのがクリスマス前でした。

売り手=前もってクリスマスの準備としてホテルを予約していた男性、しかし直前にパートナーと別れてしまい、ホテルをキャンセルしようとしている

買い手=クリスマスの準備をしているパートナーありの男性、でも良さそうなホテルは空いておらず困っている

です。

みなさんは、1年のうちカップルの破局率が一番高い時期ってご存知ですか?

正解は「クリスマスの2週間前」なんです。

Facebookの交際ステータスの変化を追った分析で、パートナーありからシングルになった数が一番多い時期がクリスマスの前だったという研究です。(ちなみにもう一つ高い時期が3月。理由を推測すると、そもそも離別が多い時期であることに加え、クリスマスで付き合い始めたカップルのPEA(フェニルメチルアミン・恋愛ホルモン)が切れる危険性が最初に発現する時期だからと考えられる。)

Peak Break-Up Times On Facebook — Information is Beautiful
An image myself and Lee Byron created in 2008 for The Visual Miscellaneum using Facebook status updates. (The follow-up book Knowledge is Beautiful is out now.)...

これがちょうど、キャンセル料が発生する時期とカブるわけですよ。

一方、クリスマスに向けて色々と準備しているカップルにとってみれば、いいホテルに泊まれる絶好のチャンスをCansellが提供してくれるわけです。

「プロモーションを頑張るならクリスマス前!!」の根拠はこういうところにあります。

ちなみに、 プロモーションはファッション誌やカルチャー誌に載せると良さそうな気がしています。

Cansellで旅行がもっと手軽に

Cansellが二次流通マーケットとして浸透していけば、早割をもっと気軽に活用できるようになりますし、「来週予定空いたからどっか行きたいな!」と思ったときに旅行費用を抑えて気軽に旅ができるようになるでしょう。

私も旅行は好きですが、費用を考えると億劫になってしまうので、Cansellにはぜひ有名になってもらいたいです……!

今回はここまで!

ぜひCansell覗いてみてくださいねー!

キャンセルしたい宿泊予約の売買サービス Cansell [キャンセル]
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